ロータリークラブ|国際ロータリー第2760地区ガバナーHP

ただいま、この会場を見渡し、私が目にしているのは未来、ロータリーの未来です。地球上にくま なく存在する3万3千の地域社会の未来です。私には、その未来が、そしてよりよい世界への希望が見えます。

96年前の1913年、ニューヨークのバッファローで開かれたロータリー大会で、ポール・ハリスはこのように言いました。「よきロータリアンとなるには、昨日より今日のほうが多くの努力を伴います。そして、今日より明日のほうがもっと多くの努力を求められるでしょう」皆さんがそのロータリアンです。ロータリーの明日のリーダーです。1913年にポール・ハリスがロータリアンに向かって発したこの言葉が、今、皆さんに向けられています。

毎年、ロータリー指導者のバトンが次期ロータリー指導者へと引き継がれます。ポール・ハリスが後継者に渡したバトンが、私たちに回ってきたのです。私たちは、バトンを渡し続けてきた過去の指導者たち、そしてすべてのロータリアンに対して、その信頼を裏切ることなく務めをまっとうする責任を担っています。

そのために、私たちはここサンディエゴに集まったのです。皆さんは、今週の目標を高らかに謳う「入りて学び、出でて奉仕せよ」のバナーをご覧になったでしょうか。
私たちは、知識と経験を分かち合うために、世界の各地から集まってきました。幾世代にもわたって受け継がれてきたロータリー指導者の伝統の一部となるため、新しい考えと熱意をもたらし、先人の功績を土台として、よりよい地区と堅固なクラブを築き、後継者のためにそれを残すことができるよう、私たちはここに集まっています。「私たちは自分が持っていると感じる能力によって自分自身の価値を判断するが、他人は、私たちの業績に基づいて私たちを判断する」という詩人ロングフェローの言葉を信じて、私たちはやってきたのです。

104年前、ロータリーは、明確な理念に基づき創設されました。それは、知性と道徳観念を備えた善良な人々が集まれば、一人でやるよりはるかに多くを達成できるという考えでした。ロータリーとは決して普遍的な概念ではなく、誰に入会を認めるかを厳選する組織であり、それが私たちのあるべき姿です。ロータリアンとは、賢明な判断力と優れた技量を備え、誠実さをもって立派な行いをする気骨ある人間でなければならないのです。

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